インタビュー・対談「照幸の部屋」

心理療法士の野村照幸が迎える「照幸の部屋」です。
第1回は野村へインタビューし心理士になったきっかけや今の活動、プライベートについても聞いてみました。
第2回以降は院内職員との対談を企画しています。こちらは院内院外に限らず、当院の新たな一面を知ってもらいたいという想いを込めた企画となっています。 どなたもぜひご覧ください!

最新インタビュー

第1回 野村心理療法士へのインタビュー

2022年2月9日

記念すべき初回は、この企画のインタビュアーとなる心理療法士・野村照幸氏にお話を伺いました。

インタビューの様子1 インタビューの様子2

広報部:お忙しいところお時間割いていただきありがとうございます。よろしくお願いします。

野村:こちらこそよろしくお願いします。

広報部:今回の企画が決まったのは、最近はクライシスプランの第一人者として全国的にも講演をして名前が知られるようになりました。当院としてももっと野村さんを推していった方がいいのでは?という目的から始まりました。いろいろお話を聞かせてください。

野村:わかりました!
~雑談から始まり・・・~

広報部:野村さん、それは載せられないです。面白いですがホームページに載せられるネタじゃないと。
でも相変わらず話が面白いですね。(インタビュアーは10年以上前から一緒に在職している事務)

野村:そんなことないですよ。

広報部:昔からトークが面白かった印象があります。周りにいる人がいつも笑っているというか。
そんな野村さんにベタな質問ですがなぜ心理士になりたいと思いましたか。

野村:元々は学校の先生になりたかったのですが、自分が17歳の頃に世間で事件がいろいろあったのと、知り合いの姉が摂食障害になりまして、なんでこうなったのかなって興味が湧いてきました。
大学を出た後は1年だけ学校の先生をやって、その後大学へまた行って心理士になりました。

広報部:学校の先生って意外と思いましたが、生徒に人気でそうですね。
さいがた医療センターに勤めようと思ったのはなぜですか。

野村:心理士として最初は群馬の病院で働いていたのですが、その病院はいろいろゴタゴタがあって4人中3人が入れ替わりになる時に入職しました。
心理士として院内の立場もあまり良くなく、待遇面から生活も苦しかったです。
どのくらいかっていうとたまに食べるサイゼリヤのミラノ風ドリアが贅沢っていうくらいでした。
そして何より業務が少なくてヒマでカルテ庫で時間を潰しているような時もありました。
そんな時にさいがたで医療観察法をやるっていうのを見て興味を持ち応募しました。

広報部:さいがたで働いていて今はどうですか。この10数年でさいがたもいろいろありましたが。

野村:働きやすい職場ですね。平成26年くらいからは医師不足もあって、心理士も業務が少なかったです。
一時期はどうなるかと思いましたが、今は右肩上がりになっているかと思います。

広報部:良いところだけじゃなくて悪いところも聞いてみたいです。

野村:あまりありませんが…社会復帰の訓練施設を作ってみたいですね。この近辺は施設が少ないので利用者の方たちも社会復帰に向けての練習をする機会があまりないです。

広報部:心理室がどんな職場かというのも気になります。心理室の同僚の方々はどうですか。

野村:みなさん真面目で仕事に対して真摯に取り組んでいます。なんて言うかあまり手を抜く人がおらず、「あーこれでいいや」みたいな人がいないです。良い人材に恵まれています。

広報部:今、心理士の求人をしている最中ですが応募は決して多くない状況です。どう思われますか。

野村:都会ならもっと来るかと思います。待遇は心理士の中では良いと思いますし、それよりは土地柄が大きいと思います。
今、研究会を立ち上げていて会員が450人いるんですよ。そこで話したら応募してくれる人がいました。(2022年6月現在は540名)

広報部:450人もいる研究会を運営しているってすごいですね。さらにそれが求人につながるというのは本来業務にも良い影響が出ていますね。
そんな野村さんは最近クライシスプランの第一人者として全国的にも講演を行い、名前が知られるようになりました。
これからの当院に求めることというか期待していることはありますか。

野村:デイケアもリニューアルしているのでこれからもっと利用者の方が増えるといいですね。
利用者の幅も広がってもっと多くの人が利用してくれて活気が出て、職員もデイケアに配属されたいなんて思われたらなおさらいいですね。

広報部:もし心理士になっていなかったら何をしていましたか。

野村:高校生の時に姉がパチンコ屋の店員だったので、自分も同じく店員になるか学校の先生でしたね。
高校と大学の時にいろいろな事をする経験がありましたし、社会人になってからも感じますが、運が良かったし、度胸があればなんでもできると感じました。
今の自分がやれているのは自分の実力はわずかで、ほとんど運だと思っています。

広報部:プライベートなところで休日はどのように過ごされてますか。

野村:元々サッカーが好きだったのですが、息子がサッカーをするようになってから所属しているクラブチームのコーチをしています。コーチのD級ライセンスも取得しました。
ライセンスが無いとある一定の大会以上はベンチに入れないんです。

広報部:いいですね。親子で趣味が合って充実していますね。

野村:あとは料理も好きですね。作って喜ばれるのが嬉しいです。
大学の学園祭でキムチチャーハンをサッカー同好会で出していました。キムチを漬けるところから。

広報部:本格的ですね。

野村:友達の家の風呂場で漬けていたのですが、樽が崩れて風呂のタイルが割れた事もありました(笑)。

広報部:今のエピソード以外にもすごく面白くて載せられない話をたくさんありがとうございました。
個人的には今度さいがたセミナーの壇上に上がって欲しいです。
ここで私たちが聞いているだけではもったいなさ過ぎて。
帰ったら上席に相談します。

野村:私なんかで良いんですかね。
次回以降のこの企画ですが、今度は私がインタビューする側ですね。
いろいろな人にインタビューしてみたいですが、事務の人の仕事にも興味がありますね。
どんな事をしているのか。

広報部:野村さんが対談相手を選んでくれてもいいですよ。偉い方でも係員でも。

野村:わかりました考えておきます。

広報部:今日はお忙しいところありがとうございました。コロナ禍が落ち着いたら飲みに行きたいですね。
今はそのような機会もありませんし。

野村:そうですね!今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。

インタビューの様子3
インタビューの様子3

野村照幸

さいがた医療センター主任心理療法士(臨床心理士・公認心理師・博士(ヒューマン・ケア科学))。2002年に茨城大学を卒業後、1年間中学校の非常勤教員(英語科)として勤務した後に上越教育大学大学院(修士課程)で臨床心理学を学ぶ。大学院修了後、民間の精神科病院で心理士として1年間勤務した後に現職。主に医療観察法医療に従事しながらも、デイケアや入院・外来、アディクションの治療、研究にも関わる。2015年には筑波大学大学院(博士課程)に入学し、我が国で初めて「クライシス・プラン」をテーマに博士論文を執筆し、2018年に修了。2017年より、「クライシス・プラン研究会」を立ち上げ、医療分野に留まらず、教育・福祉・保護・矯正など様々な分野の多職種や当事者・当事者家族も参加しており、約400名の会員がいる。主な著書は「司法・犯罪分野に生かす個と家族を支える心理臨床」(日本家族心理学会, 2020)、臨床心理学 第19巻第2号―CBT for psychosis―幻覚・妄想に対処する(金剛出版, 2019)。
趣味はサッカーをすることと観戦、サッカーの動画視聴(特に美しい軌道のクロスボールを点で合わせてゴールするシーン)、旅行、麻婆豆腐の味比べ、だしのきいたスープ作り、イカの観察(特にアオリイカ)