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〒949-3193 新潟県上越市大潟区犀潟468-1

さいがた医療センター
アディクション(依存症)診療部門
Sai-DAT サイダット
- Saigata Division of Addiction Treatment -

お知らせ

依存症治療プログラム全面再開のお知らせ

コロナウイルス感染拡大防止のため、休止しておりました依存症プログラムについて、6月29日より全面再開といたします。
詳細については、下記プログラム予定表をご確認ください。(2020年7月20日更新)

~プログラムに参加される外来患者さまへお願い~

コロナウイルス感染対策のため、正面玄関での検温にご協力ください。
プログラムに参加される際はマスク着用・手洗い・手指消毒をお願いいたします。
ご不便をおかけしますがご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

回復の入り口で迷っているあなたへ

アディクション(依存症)は回復できる病気です

― たいせつな約束を破ってしまった。
もう手を出さないと誓ったはずなのに、気がつけばまたやってしまっている。
家族や友人にも話せない、こんな暮らしはいつか破綻する、でもどうしたらいいのか分からない -

アルコール、薬物、ギャンブル、買物、ネットやゲーム。摂食障害。依存症はコントロール障害を基礎にした疾患です。
私たちは、あなたがどれほど依存症のために傷つき、悩み、怒り、自信を失ってきたかを知っています。
問題を解決しようと何度も試し、もがき、そのたびに打ちのめされたことを知っています。
回復はあります。依存症から回復することは可能です。
依存症から立ち上がり、問題を解決した人々は世界中にたくさんいます。
あなたもその一人になることは、十分に可能です。
でも、どんなに長く回復している方にも、最初の一歩がありました。

手助けさせてください。

私たちに手助けをさせてください。
多くの依存症に苦しむ方々が、自分の力だけで何とかしようとして失敗してきました。
依存症は、たった一人で挑むには、あまりにてごわい相手です。

依存症からの回復。その最初の、そして大きな一歩を、私たちとともに踏み出しませんか?

最初の一歩は、ちいさな一歩

—アディクション(依存症)とは回復できる病気です—

人魚と河童の伝説があるのどかな町、大潟。そこで私たちは依存症診療を行っています。
ニーノ「私はこの海で育ったの。きれいな水と大地がふるさとなの」
サイガッパ「ぼくもここの「潟(かた)」で生まれたんだ。山と田んぼと緑の大地だよ」

私たちはここで、2018年から依存症診療をはじめました。依存症とは手強い病気です。でも、回復することができます。あなたが望めば、回復の手がかりをきっとつかむことができます。そのための最初の一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
病院に来るのをためらう方もたくさんいらっしゃいます。メンタルの相談は誰にとっても気が重く、ためらうのももっともです。でも、勇気を持って第一歩を踏み出すあなたを、私たちは支えます。最初の一歩は、ちいさな一歩で良いのです。

ニーノ「私もはじめは、知らない人と話すのが苦手だったわ」
サイガッパ「ぼくもニーノをはじめて見たとき、こんなに自分とちがうカッパとはなかよくなれないと思ったよ」
ニーノ「カッパじゃないよ!」

この豊かな大潟の大地で、私たちはあなたの回復を支えます。

依存症とは

アルコール、薬物、ギャンブル、買物、ネットやゲーム。摂食障害。依存症とはコントロール障害を基礎にした疾患です。お酒、ギャンブル、買物やネット・ゲーム。どれも楽しいからはじめたにちがいありません。薬物を使い始めたきっかけも、興味やスリルを求めてのことでしょう。
でもいつからか、どの時点からか、それはあまり楽しくなくなってきたのではないでしょうか。むしろつらい気持ちやストレス、イヤなできごとを避けるため、忘れるために行うようになったのではないでしょうか。そしてのめり込めばのめり込むほど、そのことでさらに周囲の人びとと摩擦が起き、あなたもまわりの人も傷ついていったのではないでしょうか。

「じぶんはそんなことはない。まだまだ楽しい酒だし、スカッとするギャンブルだ」
そう思っているかも知れません。でも、もしかしたらそのことで、あなたのたいせつな人がため息をついたり、目を伏せていませんか。

自分もまわりも傷つける病気

依存症とは自分を傷つけ、まわりを傷つける病気です。いちばん身近な人ほど依存の問題に気がつきやすく、そして傷つきます。その傷は、あなたの依存が深まるほどに大きくなっていきます。もしあなたのいちばんたいせつな人、家族やパートナー、親友との関係が少しおかしくなってきた、そしてその原因がお酒やギャンブルや薬だとしたら、あなたには依存の問題があるのかも知れません。

ストレス解消?

「ストレスを解消するためにはこれ(お酒やギャンブルなど)が必要なんだ」
そうおっしゃる方もいます。でも、ご存知でしたか?のめり込みが強まるほど、さらにストレスに弱くなっていくのです。ストレスを解消してくれるはずだったお酒やギャンブルが、さらにあなたをストレスに弱くさせ、あなたののめり込みを強めていくのです。

孤独の病、人を信じられない病

「他人は信じられない。自分もどうなったってかまわない。これ(依存物質や依存行動)だけが、自分の心を慰めてくれる唯一のものなんだ」
そう感じながら続けている方も大勢いらっしゃいます。依存症とは孤独の病とも言われています。他人は信じられない、当てにならない。依存物質や依存行動は確実に心をいやす効果がある。信じられる。たしかにそのとおりです。でも、ほんのいっとき楽になっても、そのあとはかならず深い後悔やイライラが待っていることを、私たちは知っています。あなた自身、実はうすうす気がついているのではないでしょうか。

私たちとはじめの一歩を

私たちは、あなたがどれほど依存症のために傷つき、悩み、怒り、自信を失ってきたかを知っています。問題を解決しようと何度も試し、もがき、そのたびに打ちのめされたことを知っています。
回復はあります。依存症から回復することは可能です。
依存症から立ち上がり、問題を解決した人々は世界中にたくさんいます。
あなたもその一人になることは、十分に可能です。でも、どんなに長く回復している方にも、最初の一歩がありました。

私たちに手助けをさせてください。
多くの依存症に苦しむ方々が、自分の力だけで何とかしようとして失敗してきました。
依存症とは、たった一人で挑むには、あまりにてごわい相手です。
依存症からの回復。その最初の、ちいさいけれど大きな一歩を、私たちとともに踏み出しませんか?

エビデンスに基づいた
治療プログラム

さいがた医療センターアディクション診療部門Sai-DAT(サイダット)は、エビデンスに基づいた治療プログラムを行っています。3ヶ月を一区切りとした入院治療では認知行動療法、心理教育、アディクションSSTなど、エビデンスに支えられた治療プログラムを行っています。さらに治療全体を自己治療仮説や信頼障害仮説に基づいて行っています。動機づけ面接法、クライアント中心療法の精神に学び、あなたによりそう治療を行っています。

体験型の入院プログラム

入院治療では、遊びや体験、コミュニケーションに重きを置いています。夕日を追いかけて海岸に歩いて行ったり、新緑の中をハイキングに出かけたり。お酒やギャンブルから離れた日々を楽しく体験してもらうことは、ほかのエビデンスに基づいた治療プログラムと同じくらいたいせつだと私たちは考えています。
自然豊かな大潟の大地で、私たちの治療を体験してみてください。

講演・研修・イベント

ネット・ゲーム依存プログラム

おふらいんカフェ

毎週木曜日にネット・ゲーム依存プログラム「おふらいんカフェ」を開催します。
みんなで遊んだりランチをしながら話し合います。
お気軽にお問い合わせください。

【開催日時】
毎週木曜日 11:00~14:00

おふらいんカフェ家族の場
CRAFTプログラム

ゲーム・ネット依存症患者のご家族の方を対象としたプログラムです。
家族への接し方、関わり方に悩んでいる方、どんなコミュニケーションをとればいいのか、一緒に学びましょう!

【開始日時】
2021年5月20日(木) 13:00~

女性ミーティング

女性による、女性だけの、女性のための女性ミーティング。
スタッフも女性です。
通院中・入院中の患者様で何らかの依存症の方、女性同士でお話しませんか。
お気軽にお問い合わせください。

【開催日時】
毎週水曜日 10:30~11:30

アルコール関連問題啓発動画

当院は、新潟県アルコール依存症専門医療機関に指定されています。アルコール問題でお困りの方向けの動画をぜひご覧ください。
11月10日~11月16日はアルコール関連問題啓発週間です - 新潟県ホームページ

施設のご紹介

Sai-DAT ROOM
(サイダットルーム)

Sai-DAT ROOMの様子 リラックスできる空間を目指しました
Sai-DAT ROOMでコーヒーを飲みながらお話しませんか。ネット・ゲーム依存プログラムなどをここで開催しています

扉を開けると病院とは別世界。部屋に入ると挽きたてのコーヒーの香り、心地よいBGM、木目調の家具、誰もがリラックスできる、そんな部屋がSai-DAT ROOMです。アディクション(依存症)医療には人と人との“繋がり”が重要で、人との絆を作るためには安心できる空間が必要不可欠です。
Sai-DATが設立1年、プログラム専用部屋が必要になりました。Sai-DATメンバーで話し合いや試行錯誤を繰り返し、何も無かった部屋を大改造しました。手作りのカウンター、こだわりのコーヒー豆、落ち着けるBGM、ソファーに座れば自然とリラックスができます。
部屋の壁には利用者と一緒に張り付けたレンガタイルが着飾ってあり、黒板アートや装飾など見ているだけでも楽しくなります。Sai-DATメンバーで作り上げたSai-DAT ROOM、ぜひお越しください。

Sai-VILLAGE
(サイヴィレッジ)

Sai-VILLAGEの様子 自然の中のウッドデッキ

窓から外を眺めると、『少し外に出たいな…』と思えるような空間。椅子に座って話をすれば自然と会話が弾み、そよ風や芝の色に癒され自然を感じられる、そんな場所がSai-VILLAGEです。
COVID-19による三密を避けるために、屋外でプログラムができる空間が必要でした。アディクション(依存症)医療には人と人との“繋がり”が重要で、人との絆を作るためには安心できる空間が必要不可欠です。
2020年5月からSai-VILLAGEプロジェクトが開始され、雑草しかなかった空き地にさいがた医療センタースタッフ総出で人工芝を敷き詰め、ウッドデッキ・花壇・通路を製作しました。
当初は患者様の“繋がり”を重視した環境づくりでしたが、スタッフ皆で苦難を乗り越えSai-VILLAGEを作ることで、スタッフ同士の“繋がり”も一層強くなりました。
様々な工夫が込められたSai-VILLAGEで皆様との“繋がり”を広げるためにも、ぜひお越しください。