言語療法部門のご紹介
言語療法部門のご紹介
言語聴覚療法とは、コミュニケーションや食べることに障がいのある方に対して、評価・訓練を行うことをいいます。当センターは神経筋難病(パーキンソン病や脊髄小脳変性症など)の患者さんが多いのが特徴ですが、他にも脳血管障がいの後遺症の方もいらっしゃいます。当部門では、常勤の言語聴覚士が成人・小児の方を対象に個別訓練を行っています。入院患者さまが中心ですが、外来での訓練も行っています。
【教材例】
失語症や構音障がいにより『言葉がスムーズに出ない』、『呂律が回らない』など、言葉や声に障がいのある方には評価を行い、少しでも円滑にコミュニケーションが図れるように援助しています。
摂食・嚥下障がいにより『食べ物が飲み込みにくい』、『むせやすい』などの方には医師や他職種(看護師、理学療法士、作業療法士、栄養士など)と連携し、食事の際の姿勢や食形態の調整、嚥下の仕方などを工夫し、安全に食べられるよう支援しています。
また全ての栄養を口から食べることが難しくなった方でも、『食』への楽しみを感じていただきたく、安全に配慮した上で可能な方には、アイスクリームやプリンなどを味わっていただいています。
【訓練食例】
さらに当センターには重症心身障がい児(者)病棟があり、摂食・嚥下機能に遅れのある方の評価・訓練も行っています。
また当部門では週に1回、入院患者さんを対象にカラオケの時間も提供しています。楽しい時間を共有することで、患者さん同士の交流の機会にもなっています。
【カラオケの様子】