一般撮影のご紹介

一般撮影検査とは

一般撮影検査とは目的とする部分にエックス線を当て体内の様子を画像化する検査です。一般的に「レントゲン撮影」と呼ばれる検査です(正しくはエックス線撮影)。
体内には骨や臓器、血管、空気(肺、消化管ガス)など様々な構造物がありますが、エックス線の透過率が異なります。この透過率の違いを利用して、体の中の構造物を画像化します。
例えば、骨はエックス線を透過しにくいので画像上で白く表示され、逆に空気(肺、消化管ガス)はよくエックス線を透過するので画像上で黒く表示されます。

被ばく線量について

一般撮影検査による1回の被ばく線量は約0.1~10mSvになります。何回も撮影することで被ばく線量を心配されている方もいらっしゃいますが、健康に影響を及ぼすほどの量ではありません。被ばく線量を心配するよりも定期的に検査をし、医師による適切な診断を受けた方がはるかに有益です。
※私たちは日常生活を送る上で自然界から年間2.4mSvの放射線量を浴びています。

注意事項

湿布・アクセサリー・体を圧迫するもの等が撮影する部位にあると診断の妨げになりますので、撮影時に外していただきます。必要に応じ、放射線科で用意した検査着に着替えていただく場合があります。

一般撮影検査の画像

撮影する領域から以下のような画像が得られます。

頭部、胸部、腹部の一般撮影検査画像の見本

腕と足の一般撮影検査画像の見本