診療看護師のご紹介
診療看護師の活動紹介
さいがた医療センターでは2名の診療看護師が活動しています。
看護部に所属し、脳神経内科80床を中心に、組織横断的に活動しています。
手順書に基づいた看護師特定行為として、胃瘻交換・気管カニューレ交換・膀胱瘻カテーテル交換を行ったり、呼吸状態の悪化した方・人工呼吸器装着中の方の動脈血ガス分析や、酸素投与量の検討、人工呼吸器の設定変更を行っています。
当院は、内科系の常勤医が少なく、外来診療の時間帯は、病棟に医師不在となる場合も多いので、入院患者様の病状悪化や、合併症の発生が疑われた場合には、包括指示に従い対応し、診療の補助の一翼を担っています。
また、骨折や脳卒中等、急性期治療を終えた回復期の患者様の、入院から退院までのマネジメントも担当しています。回復期とはいえ、主となる疾患の他に、高血圧症・脂質異常症・骨粗鬆症・糖尿病等、併存疾患を抱えた高齢者も多いです。薬剤調整が必要な場合や、新たな合併症が発生する場合も多く、治療に関わる責任の重さを痛感する毎日です。
病状安定に努め、ご本人の目標や希望を確認しながら、主治医・病棟の看護師に加えて、薬剤師・栄養士・リハビリスタッフ・ケースワーカー等の他職種と協働して、退院後の療養環境の調整に取り組んでいます。
※診療看護師(NP)とは
「対象者のQOLの向上を目指して、対象者の「症状マネジメント」を、自律してタイムリー、かつ、効果的・効率的に行うことができる看護職」のことです
一一般社団法人日本NP教育大学院協議会一一