第4回さいがたセミナー

講演会要領

講師

国立大学法人宇都宮大学 地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科
助教 安髙 真弓 先生

講演内容

薬物依存問題のある人の家族支援

日時

2021年7月19日(月)14:00 開演

  • 第一部 講演
  • 第二部 質疑応答
会場

新潟県上越市大潟区犀潟468-1
国立病院機構 さいがた医療センター
管理棟2階 講堂

その他
  • 新型コロナウィルスの蔓延状況などにより、直前でも開催を中止することがございます。また、ご参加の場合はマスク着用等感染対策にご協力をお願いいたします。
  • 事前のお申込みは不要です。
  • 後日、講演につきましては Youtube に掲載予定です。
問い合わせ先

国立病院機構 さいがた医療センター 
事務部 管理課
TEL: 025-534-3131  
E-mail: 226-kanrika@mail.hosp.go.jp

講演動画

講演レポート

令和3年、オフィシャル第4回目のさいがたセミナーは、国立大学法人宇都宮大学地域デザイン科学部の安髙真弓先生をお招きし「薬物依存問題のある人の家族支援」と題して、依存症の家族支援についてご講演をいただきました。
今年2月に出版された安髙先生のご著書「薬物依存問題のある人の家族支援」(明石書店、ISBN978-4-7503-5157-5)のタイトルと同じ講演タイトルです。
薬物依存問題のある人のご家族に焦点を当てた研究結果、家族支援の歴史、ご自身の家族支援の経験など、さまざまな切り口で家族支援について語っていただきました。
中でも、薬物依存問題のある人のご家族は、PTSDを疑われる方が相当数いらっしゃるというご報告には深く感じるものがありました。私たちも家族支援には力を入れてきたつもりですが、ここまで家族の方の心が痛んでいることをあらためて数字で知り、驚きを隠せませんでした。
そして安髙先生のおっしゃるとおり、依存症の家族支援は家族との共同意思決定、家族の意見を反映した支援が必要であること、家族のニーズをあきらかにすることがたいせつであることなど、ソーシャルサポートの基本が重要であることを強く再認識しました。
私たちも共同意思決定、多職種連携、多機関連携が必要であることは認識し、それをふまえて家族支援をがんばってきました。ですが安髙先生のお話を機に、さらに積極的にご家族を支え、ご家族自身の健康さを取り戻してもらえるようお手伝いをしなければと感じました。
エビデンスとデータに裏打ちされた安髙先生の力強い講演に、私たちも大いに感銘を受け、インスパイアされました。
安髙真弓先生、ほんとうにありがとうございました。