OT(作業療法士)はいろいろな活動を通して心のリハビリをお手伝いします。

2022年12月14日
OT(作業療法士)はいろいろな活動を通して心のリハビリをお手伝いします。
こんにちは!リハビリテーション科作業療法(OT)部門です。
私は精神科で心のリハビリを担当しています。
身体作業療法に続いて、精神科OTについて少しお話したいと思います。

OTは色々な作業を通して心と体を元気にしていくリハビリです。
OTが働く場所ですが、実は様々です。病院だけじゃないんです。発達障害の子どもたちを支援する放課後デイサービスや高齢者の介護老人福祉施設なんかもOTが活躍していることが多いです。最近では就労支援施設や自動車教習所なんかにも働いている方がいるみたいですね。

色々な領域で働いてるんですが、実はOTの起源って精神科なんです。しかも、外国で生まれて日本に輸入されました。昔の人々は精神に病を抱える人々を社会から隔離していました。ですが、そんな人々と共に畑で作物を育てたり、絵画や手仕事などの生産的作業を行ってもらうと症状が緩和したり、生活リズムが整って健康的になっていったことを見つけました。つまり、安静にしたり、何もさせなかったりするのは健康に良くなくて、何かしている時間が心を占有する(Occupy)し症状が緩和したことを昔の人々は知っていたそうです。
作業療法の作業の意味は広く、創作、運動、レクリエーション、読書、音楽、仕事、運転などなど私たちの日常にある諸活動全てを意味します。OTはその作業に取り組んだり、できるように練習したりして、健康な生活を支援していきます。

【復職するためのExcelの練習】
【気分転換のための編み物】
【行きつけの美容室に行くための歩行練習】
などのように、患者さんにとって意味や価値を含んだ作業を使ってリハビリを行うのがOTです。

今は情報社会ですので、気になっていただいた方はスマホでOTと検索していただければたくさんの情報がみられますので、調べてみて下さい^_^

最後まで読んでいただきありがとうございました!

おはながみを丸めてハロウィンの壁画をみなさんで
ピザ窯の会もやっています
退院後生活のための調理練習