リハビリをするのはだれでしょう

2022年10月21日
リハビリをするのはだれでしょう
リハビリは誰がする?何のためにする?

はじめまして!リハビリテーション科作業療法(OT)部門です!
当院のOT部門は心と体の部門に分かれていて、私は体のOTを担当しています。
今回はOTやリハビリの考え方についてお話しします(読みやすくするため、リハビリでまとめます)。

リハビリをするのは誰でしょうか?

診察はお医者さんがしてくれますよね(当院は名医ばかりです)。そして看護師さんが色んなお世話をしてくれます(いつもありがとうございます)。

ではリハビリは??
リハビリは患者さんがすると言う人がほとんどではないでしょうか。
リハビリの主役は患者さんです。
私たちリハビリ職員は皆さんが「する」事のそばに居て、ほんの少しだけお手伝いをさせてもらっています。

おはながみを丸めて作ったおはながみアート
たまに「リハビリをしても意味がない」「どうせ治らない」とおっしゃる人がいます。
リハビリの語源は「再び」を意味するReと、「適する」の「Habilis」が組み合わさったものです。
ラテン語でRehabilis(リハビリス)と言い、直訳すると「再び適する状態になる」となるそうです。

誰もが皆、過去に戻れませんし、誰かに変わる事もできません。
機能回復を促す事もリハビリの大切な目的ですが、上手くいかない時は、『今の自分の最高を引き出す』方法も検討してみて下さい。それも立派なリハビリです。

例えば10代の頃の様に早く走れませんが、電車に乗ればオリンピック選手より速く移動できます。しかも自分で走るより何倍も楽です。

おもりを置いて輪ゴムでとめて、、、
簡単な工夫でやりやすく!
何かをする時、必ず「目的」があります。目的を持ってリハビリをする皆さんと一緒に居ると、本当に元気をもらえます!
患者さんに日頃の相談をしたり、「ありがとう」と感謝を伝えたり、、、。
どっちが職員かわからなくなるような日常が、リハビリテーション科にあります。
そんな時、本当に「この仕事をしていて良かった!」と思います。
何かしてみたい事があれば是非リハビリをしてみて下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

作業療法部門スタッフ